眠れる幸せ 認定制度について

私たち「眠れる幸せ」では、“心から眠れる体験”を提供するために、空間・技術・接客のすべてを調和させたサロンを「眠れる幸せ認定サロン」と定義しています。

この認定制度は、五感に響く空間づくり、東洋医学に基づいた施術技術、そして人の心に寄り添う接客対応を総合的に審査し、眠りの質を高めるサロンとしての基準を明確化したものです。

ただリラクゼーションを提供するだけでなく、お客様が安心して深い眠りへと導かれる「整う環境」を、全国に広げていくことを目的としています。

7つの審査基準について

眠れる幸せでは、7つの審査基準を設けています。
これらの基準は、単に技術力を評価するものではなく、お客様が心から安心し、深い眠りへと導かれるための「総合的な癒しの質」を見極めるために定められたものです。
空間・技術・接客の三本柱を中心に、睡眠に関する知識や衛生管理、学び続ける姿勢、そしてブランド理念の共有まで――サロン全体が“眠れる幸せ”の世界観を体現できているかを丁寧に審査します。

【1】空間 ― 深呼吸したくなる、静けさの設計

眠れる空間とは、ただ静かで暗い場所というだけではありません。
光・音・香り・温度・清潔さのすべてがバランスよく整い、訪れた瞬間に「ここでは力を抜いていい」と心が感じられるような環境を指します。

審査では、照明の明るさや色温度、音楽や環境音の選定、アロマの香りの強弱、ベッドやリネンの素材感など、五感すべてが“眠りを誘う”方向に整えられているかを評価します。
また、待合・施術室・通路といった動線が静かでスムーズであること、余計な視覚情報が排除されていることも大切な基準です。

お客様が無意識に深呼吸し、自然と目を閉じたくなる。そんな「空気そのものに癒しが宿る空間」であることを重視しています。

【2】技術 ― リズムと呼吸で導く、眠りの手技

眠れる施術の本質は、単なるマッサージ技術ではなく、リズム・呼吸・間(ま)の使い方にあります。
手の温度、圧のリズム、施術者の呼吸とお客様の呼吸が自然にシンクロしていくとき、人は安心し、深い眠りに落ちていきます。

この項目では、圧の安定性、指の角度や速度、筋肉や神経の構造理解といった解剖学的安全性に加え、リズムや「間の美しさ」まで評価対象とします。
また、どのスタッフが施術しても同じ水準の“眠れる感覚”を再現できること、つまり技術の安定性と再現性も重要な判断基準です。

審査では、実際の施術映像や実技チェックを通して、「眠れる施術」としての完成度を評価します。

【3】接客 ― 静けさを守る、やさしいコミュニケーション

眠りの質を左右するのは、施術だけではありません。
お客様が安心して身を委ねられるかどうかは、言葉づかい、声のトーン、所作、表情といった「非言語のコミュニケーション」に大きく左右されます。

この項目では、初回カウンセリングの丁寧さ、施術中の声かけのバランス、退店時の余韻づくりまでを総合的に評価します。
過剰に話しかけず、必要な言葉だけを静かに添えること。
その「控える勇気」と「気づく力」が、眠りを守るための接客には欠かせません。

また、身だしなみや清潔感、香り、姿勢など、全体の雰囲気が空間と調和しているかどうかも重要な審査要素となります。

【4】睡眠に関する知識 ― 科学と感性の両輪で理解する眠り

“眠りを扱うプロフェッショナル”として、最低限の睡眠知識は不可欠です。
この項目では、睡眠メカニズムや自律神経の働き、ストレスとの関係など、科学的な視点を理解しているかを確認します。

単なる知識試験ではなく、学んだ内容をどのように施術や空間づくりに生かしているかを重視します。
たとえば、寝落ちするだけではなく、施術後の「睡眠の深さ」や「翌朝の目覚め」まで意識したプログラム設計ができているか。
また、睡眠衛生(Sleep Hygiene)に関するアドバイスを適切に伝えられるかどうかも評価対象です。

眠れる幸せの認定制度では、科学的な理解と“眠りを生む感性”の両方を備えたセラピストを「眠りの案内人」として位置づけています。

【5】衛生・安全管理 ― 安心できる清潔さの基準

深いリラックスは、安心感から生まれます。
器具・寝具・タオル・リネン・アロマ容器など、直接肌に触れるものの衛生管理が徹底されていることは、眠れる空間づくりの基礎です。

審査では、施術ごとのリネン交換や換気頻度、アロマや精油の保管方法、感染症対策のルール化などをチェックします。
また、火気や電気機器を扱うサロンでは、安全管理マニュアルの有無も評価します。

衛生的であることは当たり前ですが、「お客様が見えない部分まで丁寧に整えられているか」こそが、眠りを守るプロとしての意識の高さを示します。

【6】継続的な学びと改善 ― “眠りの質”を高め続ける姿勢

眠れる空間・施術・接客は、完成して終わりではありません。
時代やお客様のニーズに合わせて進化し続ける姿勢が、真に“眠りを扱うプロフェッショナル”には求められます。

この項目では、定期的な研修や勉強会への参加、技術や接客のブラッシュアップ、お客様からのフィードバックの活用などを評価します。
また、施術者自身のメンタルやコンディション管理を重視し、自分自身が整っているかどうかも大切な観点とします。

学び続ける人こそが、眠れる空間を未来へとつなげていける存在です。

【7】ブランド理念の共有 ― “眠り”を通じて幸せを届けるという想い

「眠れる幸せ」の認定制度で最も大切にしているのは、技術や空間の優劣ではなく、“想いの方向性”が一致しているかどうかです。
私たちは、「眠り」を単なるリラクゼーションではなく、人が本来の自分に戻るための“再生の時間”と考えています。

この項目では、ブランドの理念やコンセプト――「極上の眠れる施術で『心』と『体』を癒す」という想いを理解し、自らのサロン運営の中でどう体現しているかを確認します。
お客様を“整える”という本質を見失わず、売上や流行よりも「誰かの心を軽くする」ことを優先できる姿勢が求められます。

審査費用について

眠れる幸せの認定審査は、形式的な資格試験ではなく、“眠りを扱うプロフェッショナル”としての意識と環境づくりを整えるためのプロセスとして実施しています。そのため、費用の中には単なる審査だけでなく、事前ヒアリング・フィードバック・認定証発行・登録サポートがすべて含まれています。

料金の目安は以下の通りです。

内 容料 金
【3時間】審査+フィードバック+認定登録50,000円(税込)
【6時間】審査+フィードバック+教育+認定登録(認定保証)100,000円(税込)
【2日間】ヘッドセラピスト養成講座+認定登録(認定保証)150,000円(税込)

※事前ヒアリング・面談・フィードバック・認定証発行・登録サポート一式
※別途交通費(静岡県から審査場所まで)が発生します。

認定後の登録費・年会費

認定後の登録費・年会費は無料です。
眠れる幸せでは、サロン様との長期的な信頼関係を大切にしており、一度認定されたサロンは、更新研修を行うことで、継続して「認定サロン」として掲載・紹介いたします。

お支払い方法

銀行振込またはオンライン決済(クレジットカード・電子決済対応)をご利用いただけます。
お申し込み完了後、事務局より詳細をメールにてご案内いたします。

認定審査のお申し込みについて

「眠れる幸せ 認定制度」へのお申し込みは、公式フォームまたはメールにて随時受け付けております。
お申し込みいただいた後、事務局よりヒアリング・日程調整のご連絡を差し上げ、面談(または実技確認)へと進んでいただきます。

審査では、サロンとしての完成度だけでなく、「眠りを通じてお客様を幸せにしたい」という想いを大切にしています。そのため、技術や空間づくりにまだ自信がない方でも、理念に共感し、学びを重ねていく意欲があれば、安心してお申し込みいただけます。

「眠れる幸せ」の名にふさわしいサロンをともに育てていく第一歩として、ぜひお気軽にお申し込みください。

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